Glossary · 天干(てんかん)

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天干 — 地支の上に載る十の五行・陰陽記号

十干 · Tian Gan · 干

天干は四柱命式の各柱の上に載る十の符号で、五行と陰陽の表側を示します。

十干と五行の二重化

木火土金水がそれぞれ陽干・陰干の二つずつあるため、十干になります。元素と陰陽が後付けではなく、最初から同じ語彙に織り込まれています。

命式で最初に目に入るのは天干です。火の反復、孤立した水、陰金の日主——地支は季節と蔵を担い、天干は柱の表顔です。

合化や通変星の計算にも天干が入ります。「木」と分かっただけでは足りず、日主と月令との関係が問われます。

柱の上半分を示す記号

「天」と呼ばれるのは宗教的断言ではなく、柱の上半分を対地支と対比する古典的な言い方です。人間の時間を大きな循環に並べる記法の名残です。

木は伸び、火は温め、土は媒介し、金は切り整え、水は深く巡る——方向性の比喩であり、道徳点です。

表に出る分、天干は 読み過ぎされやすいです。水干が多いからといって、生活全域が「感情的」と決まるわけではありません。

陰陽で調子が変わる干

陽干は外向・始動、陰干は内向・調律——相対的なイメージであり、性別や性格の指令ではありません。

同じ火でも丙(陽火)は開いた炎、丁(陰火)は灯のような持続に読まれることがあります。助けにも克にも、載る干で効き方が変わります。

合化派では表の五行が解釈上シフトする場合もあり、天干読みはスローガンより技術に近い領域です。

天干を平らに読まない

日柱天干を日主として、他干を通変星の枠で比較します。表に同じ五行が繰り返されるか、欠けるかも見逃さないでください。

次に地支へ。蔵干が、表だけでは説明できない動きを裏付けることがよくあります。根無しの天干論は早すぎることが多いです。

天干は可視の調子を名指しするに留め、物語を終わらせる札にはしないでください。

天干は命式の表側を与えます。関係のなかの phase と極性として読み、物語を終えるステッカーとしては読みません。